昨年10月に正殿などが全焼した首里城(那覇市)の火災から半年を迎える。現場ではいまも、焼けた建物の解体作業が続いている。
再建にむけては、今年度内に基本設計に入り2026年の完成をめざす。正殿があった首里城公園の城郭内は昨年末に公開を再開したが、新型コロナウイルスの感染拡大で今月19日に再び休園。大型連休にあわせて予定されていた正殿地下に残る世界遺産の遺構の公開も見送られた。
火災は昨年10月31日未明に発生、正殿など6棟約4千平方メートルが全焼した。収蔵していた400点ほどの美術工芸品も焼失した。出火原因は不明のまま捜査は終わった。(岡田将平)
復元へ、多くの人が関わるはずが…
沖縄の象徴であり、県内外の多くの人が喪失感に包まれた首里城火災から半年。国が6年後の正殿再建をめざし、県や地元住民も地域の将来像を描く中、新型コロナウイルスの感染拡大が影を落とす。
「多くの県民が未来に向かい、…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル