香川で10例目の鳥インフル 半径3キロに9例が集中

 香川県は2日、三豊市内の二つの養鶏場で鳥インフルエンザが新たに発生したと発表した。県はこの二つの養鶏場の鶏計37万3千羽を殺処分する。県内での発生は9、10例目となる。鳥への感染力や致死率が高い高病原性かどうか、国が検査を進める。

 県によると、9例目は先月20日に感染が確認された7例目の養鶏場、10例目は同日に確認された6例目の養鶏場と、それぞれ同じ会社が経営しているという。

 県は2日早朝に自衛隊に災害派遣を要請し、二つの養鶏場で殺処分を始めた。9例目の養鶏場の鶏は隣接する関連農場とあわせて計35万3千羽、10例目は約2万羽。9、10例目から半径3キロ以内の計9戸の養鶏場(約57万1千羽)を移動制限区域、3~10キロ以内の計97戸(約287万羽)を区域外への搬出制限区域にそれぞれ指定した。

 三豊市内では11月5日に国内の家畜で今季初の鳥インフルエンザが発生して以降、今回を含めた9例が半径約3キロ以内に集中している。(石川友恵)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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