馬毛島(鹿児島県西之表市)への米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)と自衛隊基地整備計画をめぐり、防衛省は6日、航空機の騒音が種子島などの全ての予測地点で環境基準値を下回るなどとする環境影響評価(アセス)の準備書案の概要を西之表市に示した。
この日、市役所であった防衛省と市の3回目の協議で提示された。航空機の騒音について、国は昨年5月の自衛隊機によるデモフライトの測定結果などを基に予測。低周波音も含めて全ての予測地点で指標となる値を下回るとした。市側は実際の訓練と隔たりが大きいとし、想定する飛行ルートを外れた場合の影響なども求めているが、防衛省の担当者は取材に「できる限り地元の声に応えるように予測評価させていただいた」と述べるにとどめた。
このほか、港湾施設設置に伴…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル