防衛省は10~12日、米軍訓練移転を計画する馬毛島(鹿児島県西之表市)の基地整備に向けた環境影響評価(アセスメント)準備書の説明会を西之表市など種子島1市2町で実施した。計画に反対する住民からは、航空機騒音対策を中心に疑問の声が相次いだ。
準備書で示した評価によると、米軍機や自衛隊機による種子島など11カ所の予測地点の騒音レベルは、馬毛島の滑走路を、対岸約10キロの種子島からできる限り遠ざかるように配置することで、環境基本法に基づく基準値を下回るとした。
住民が最も懸念する米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の騒音をめぐり、出席者から「各地で米軍機の低空飛行訓練が問題になっている。コースを外れて種子島上空を飛ぶことはないのか」といった指摘が続いた。
防衛省側は、空母着艦技術を…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル