山田健悟
石川県の馳浩知事は27日、記者会見を開き、「随時の記者会見は、少なくとも4、5回は毎月するつもりだ」との認識を示した。馳知事は地元テレビ局の石川テレビが制作した映画への疑義を理由に3月定例記者会見を開いておらず、この日も定例会見とは別の会見として開かれた。
会見は午後2時からで、開催の約4時間前に案内があった。定例会見の開催予定を問われた馳知事は「石川テレビ社長の日程をふまえ、次回の定例記者会見を開く」と従来の考えを改めて示した。
ただ、今後、県側が定例会見開催に向けて動くのかは不透明だ。石川テレビによると、今月12日に県側から同局社長出席の問い合わせがあって以降、県側からの連絡はないという。馳知事は14日に定例会見とは別の会見を開く意向を示したため、定例会見の開催は事実上、棚上げされた形だ。
随時会見を行う理由について、馳知事は「私は(会見は)週1回でも足りないくらいとの実感も持っている」と述べた。こうした形の随時会見は、県側の都合の良い時にしか会見が行われない可能性があり、識者から「健全とは言えない」との批判が出ている。(山田健悟)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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