吉川喬
生活困窮者へ駄菓子を送ろう。コロナ禍が長期化するなか、岡山県岡山市北区奉還町の商店街に12日、そんな寄付コーナーができた。
商店街に事務所を置く一般社団法人SGSGが作った無人売り場「だがし+1(プラスワン)」。20、30円ほどのおなじみの駄菓子から2個を買い、うち1個を寄付ボックスに入れようと呼びかけるもの。駄菓子は、寄付された食料品を生活困窮世帯などが無料で受け取れるコミュニティフリッジ(公共冷蔵庫、岡山市北区)を通じて提供される。
駄菓子の一部は「日本一のだがし売場」(瀬戸内市)が無償で提供。コーナーは月~木の午後5時半~8時と、毎月第3土曜日の午前10時~午後3時に設けられる。SGSGの野村泰介理事長(43)は「困窮者への支援が足りていない。駄菓子なら10円分からでも寄付できる」と呼びかけている。(吉川喬)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル