JR福島駅で刃物を持った男が女性を切りつけ、傷害容疑で現行犯逮捕された事件。現場となった駅西口で容疑者を取り押さえ、出血する被害者を救護した県立高校に通う2年生の男子生徒3人が朝日新聞の取材に応じ、事件当時を振り返った。
15日午後4時前。同じクラスで、遊び仲間の男子生徒3人(いずれも17)は福島駅西口の駐輪場に自転車を止め、駅ビル内のマクドナルドに向かった。1人はソフトテニス部員で、この日は練習が休みだったため、3人で放課後の時間を楽しむ予定だった。
「キャー」という女性の悲鳴が…
駐輪場から西口の広場に向かっていたところ、10メートルほど前に刃渡り20センチほどのナイフを両手に持った住所不定無職の高橋清容疑者(69)が歩いているのが見えた。容疑者は花壇のへりに腰かけていた80代の女性に近づき、右腕を上げ、女性の左脇腹あたりをナイフで切りつけた。
「キャー」という女性の悲鳴…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル