駅弁で体調不良、40自治体100人症状訴え 駅弁フェアなどで販売

鵜沼照都

 青森県八戸市保健所は19日、八戸市の駅弁販売業「吉田屋」が製造した弁当を食べた人が、嘔吐(おうと)や下痢などの体調不良を訴えていると発表した。弁当は「駅弁フェア」などを通じて、北海道から九州まで販売されており、症状を訴えている人はこの日午前までに、東日本を中心に約40自治体で計約100人にのぼり、今後増える見通しという。

 同保健所が、食べないよう注意を呼びかけているのは、同社が15~16日に製造した「函館わっぱめし海鮮ミックス弁当」や「海女のうに弁当」など、11種計約2万食の駅弁。出荷されたあと、商社を通じて各地のスーパーで開かれた「駅弁フェア」などで16~17日に販売されたため、最終的な販売経路や個数は把握できていないという。

 16日になって、同社に「ご飯が糸を引いている」などと苦情が寄せられたほか、福島県埼玉県で体調不良を訴える人が複数が出た。調べたところ、原因の特定には至っていないものの、共通して同社が15~16日に製造した駅弁を食べていたという。

 同保健所は、同社の弁当を食べ、体調不良などになった場合、同保健所(0178・38・0720)に連絡するよう求めている。(鵜沼照都)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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