土舘聡一
東京都は6日、都立駒沢オリンピック公園総合運動場(世田谷区)の施設利用料金約1200万円を従業員が着服していたと発表した。指定管理者側は業務上横領の疑いで警視庁に相談し、刑事告訴をする方針という。
都生活文化スポーツ局などによると、着服したのは、運動場の指定管理者「公益財団法人東京都スポーツ文化事業団グループ」の構成員で、施設利用料金の取り扱い業務をしていた設備管理会社「オーエンス」の契約社員。2021年6月~23年7月、利用料金などが入っている預金口座から自分や親族の口座に振りこんだり、現金を引き出したりして、約1200万円を着服したという。
別の従業員が出入金の記録を不審に思い、発覚した。社員は「私的につかった」と着服を認めている。社員とオーエンスが全額弁済し、同社は8月29日付で懲戒解雇した。
指定管理者側は、再発防止のため、出入金の確認を複数人で行うなど「経理処理に万全を期し、防止に努める」としている。(土舘聡一)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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