前田健汰 笹山大志
今春発覚した国土交通省OBらによる人事介入の舞台となった東証プライム上場の「空港施設」で29日、株主総会があり、経営側が提案した取締役候補9人のうち、乗田俊明社長(65)の取締役再任案が否決された。
同社では長年、取締役などのポストに国交省系OBが就いてきたが、人事介入問題の発覚を受け、会社設立以来初めて国交省系OBの取締役がゼロとなる体制を率いるとみられていたJAL出身の乗田氏。その再任にノーが突きつけられたことに、株主からは驚きの声が聞かれた。
午前10時、羽田空港近くで行われた空港施設社の株主総会には株主約30人が出席した。出席者や同社広報によると、総会の冒頭で乗田氏が一連の人事介入問題について謝罪した。
その後、会社側が9人の取締…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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