野生のサルを餌付けしている大分市の高崎山自然動物園で23日、サルの人気投票「2020TNZ選抜総選挙」の結果が発表された。メスザルと子ザルが対象の「人気ザル部門」では、シャーロット(5歳)が3連覇中。果たして栄冠に輝いたのは――。
TNZは園の英語名の略称で、総選挙は9回目。今回は昨年12月19日に「公示」され、園の入り口そばの投票箱とメールで1月20日まで受け付けた。新型コロナ禍による来園者減の影響もあり、投票数は両部門とも過去最少となった。
「人気ザル部門」では、昨年4月に生まれた赤ちゃんのエール(0歳)が1位に輝き、シャーロットの3連覇を阻んだ。「イケメンザル部門」では、端正な顔立ちをしたゴロー(推定14歳)が2度目の頂点に立った。
ボスザルが顔写真つきのピーナツを引っ張るなどして選んだ事前選考を経た候補は両部門10頭ずつ。エールは有効投票808票のうち269票を得た。コロナの「第1波」さなかの4月に生まれ、「負けずに頑張ろう」との思いで名付けられた。物おじしないサルも多い高崎山だが、エールはシャイな性格で、人が近づくとフィジカルディスタンスを確保するようにささっと離れてしまうという。
園の楽猿案内担当の下村忠俊さん(47)は「見た目のかわいさに加え、名前が多くの人の共感を呼んだのではないか」と分析する。
2位には2年連続でサヤカ(2…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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