高松市の1歳男児が14日に新型コロナウイルスへの感染が確認され、県と高松市は同日夜、記者会見を開いた。男児は、保育士計11人が感染した市立鬼無保育所とは別の市立保育所に通い、この保育所は28日まで臨時休園する。
県内で子どもの感染確認は初めて。県などによると、男児は12日に39度の発熱をし、ぜんそくで呼吸を苦しそうにしていたことから医療機関を受診した。13日も38度台の熱があり、別の医療機関で検体を採取。14日にPCR検査で陽性と分かり、15日に感染症指定医療機関に入院した。
男児は7日、保育所の入所式に30分ほど参加。9、10両日には約2時間にわたって滞在した。14日以内に両親を含めて県外への滞在歴はなく、感染経路は分かっていない。両親ら家族4人を濃厚接触者として15日にPCR検査をし、うち1人は陰性だった。
県などは、男児が保育所にいた時間が短いことや、複数の感染者が出ていないことから保育所名を公表していない。
会見ではまた、13日に感染が確認され、連絡がとれなくなっていた高松市の80代女性について、14日夜に在宅を確認し、入院したと明らかにした。(石川友恵)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル