高校剣道の3大大会とされるうちの一つ、玉竜(ぎょくりゅう)旗大会が25~29日に福岡市東区の照葉積水ハウスアリーナで開催される。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。その3年前に4連覇を果たした中村学園女子(福岡市城南区)は、阿蘇(現・阿蘇中央)に並ぶ最長の5連覇がかかる。
中村学園女子剣道部の練習場。主将の池田胡春(こはる)さん(3年)の号令で、素振りが始まった。張り詰めた空気の中で「メンッ」と竹刀を一斉に振り下ろす。
部員は剣道ノートつづり、新聞切り抜きも
岩城規彦監督が指導を始めると、散らばっていた部員たちがすぐに集まった。「負けるやつには理由がある。そこを修正しないと勝てない」と発破をかける。
剣道部は3大大会で玉竜旗だけでなく、全国高校総合体育大会(インターハイ)と全国高校選抜大会でも優勝を重ねてきた。
現在の部員は1年生6人、2年生5人、3年生9人(うちマネジャー2人)の計20人。中学時代も成績を残し、中村学園女子で剣道がしたいと集まってきた生徒たちだ。
池田主将もその一人。昨年、5連覇を果たしたインターハイのメンバーだ。「先輩たちに日本一にさせてもらったので、今年は自分が同期や後輩に日本一の景色を見せたい」と意気込む。
ただし、剣道部は強さだけを…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment