ロシアによるウクライナ侵攻への抗議を芸術で表現する展覧会「人類史的危機と日常の抑圧に抗(あらが)う」が、東京都中央区京橋3丁目の画廊「ギャラリイK」で開かれている。参加したのは画家・内海信彦さんに学ぶ高校生や大学生ら7人だ。
薄暗いスペース。床には流血に見立てた赤い布が広がり、子どもの服や靴が転がる。壁には戦争への抗議をイメージする絵画やオブジェ。各所にあしらった青と黄はウクライナの国旗の色で、抵抗の象徴という。
高校3年の三嶋柚佳さん(17)は、黒い枠に囲まれた制服とカメレオンの顔をした人間の模型を制作した。「学校では個性が出せず、周りの色に合わせるカメレオンの状態。ロシア兵も自分の意思で戦っていない。自分を取り戻してほしい」。高校3年の渡井真歩さん(17)は表の顔と後ろ頭から飛び出した眼球が見つめ合う絵を展示。「自分の考えを知って表現することが抵抗。日本の高校生も戦争への憤りがある。素直にぶつけていい」と話す。
三嶋さんら高校生4人でロシ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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