高校生が作ったベーコンから基準超えの添加物 回収命令

 大分県食品・生活衛生課は4日、豊後大野市三重町の県立三重総合高校の生徒らが11月12日に授業で作ったベーコンから、基準を超える食品添加物(亜硝酸根)が検出されたとして、同校に製品回収の命令を出したと発表した。

 同課によると、12月1日に豊肥保健所が食品衛生法に基づく基準検査を実施。県衛生環境研究センター(大分市)で調べたところ、基準はベーコン1キロあたり0・07グラムの亜硝酸根が0・18グラム検出された。亜硝酸根は、肉の発色を良くしたり、ボツリヌス菌の増殖を抑えたりするという。普段使っていた亜硝酸根と濃度が違う商品を使ったため、生徒が量り間違えたとみられる。

 製造したベーコンは1個180グラムで価格は630円。11月19日に道の駅あさじで20個を、21日に学校であった収穫感謝祭で372個をそれぞれ完売した。同課は「今回の検出量は健康被害を及ぼすものではない」としている。返品の問い合わせは三重総合高校(0974・22・5500)。(佐藤幸徳)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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