子どものゲーム時間などを定めた香川県ネット・ゲーム依存症対策条例をめぐり、県議会が実施したパブリックコメント(意見公募)の一部が偽造された疑いがあるとして、高松市の高校生らが15日、容疑者不詳とした告発状を高松北署に提出した。署は今後、告発状を受理するかどうか判断するとしている。
告発したのは高松市の高校3年生渉(わたる)さん(18)と、渉さんのSNSでの呼びかけに賛同した県内外の14人。
告発状では、県議会が昨年3月に実施したパブコメの賛成意見は、ネットで短時間に連続的に投稿されたり、同じ誤字脱字があるものが大量に含まれたりしており、「賛成意見が圧倒的であるように偽造した可能性が高い」と主張。私文書偽造などの疑いがあるとしている。
渉さんによると、賛成意見に同じ文言が大量にあるなどの報道を目にし、自ら情報公開請求して調べて疑念を深めた。愛知県知事に対する解職請求(リコール)で提出された署名に同一筆跡などの疑いがあるとして県選挙管理委員会が刑事告発したのを知り、今回の告発を決めたという。
渉さんは、条例はゲーム時間を…
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル