農業クラブがある北海道の高校が、インターネット上で各校自慢の農産物や加工品を販売するプロジェクト「ほっかいどう農業高校大会2020」を始めた。新型コロナウイルスの影響で売り場を失った商品の新たな販路を開拓するもので、26校が参加。既に売り切れも出るなど早くも話題を呼んでいる。 地元のテレビ局や卸売業者の国分北海道(札幌市)、北海道静内農業高校(新ひだか町)が連携して実施。地元テレビ局が運営する通販サイト「どさんこくんショップ」内に特設サイトを設けた。各校の生産物や各圏域で持ち寄る野菜の詰め合わせセット、アイスクリーム、ソーセージなどを出品している。8月末の開始翌日に完売の商品が相次ぐなど好評だ。 事務局の静内農高は、道南地区の野菜詰め合わせセット用のミニトマト、ニンニク、キャベツなどを出品。同校産生乳でアイスクリームを作る田中そらさん(17)は「桜、抹茶などいろんな味があるので、多くの人に食べてほしい」とPRする。 プロジェクトは「新しい生活様式」に対応した情報発信や販売方法を実践する機会を、高校生に提供することが大きなテーマ。国分北海道など卸売りやマーケティングのプロが売り方を教える、動画講座も開く。 特設サイトは9月末まで。10月上旬から随時発送する。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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