北海道・奥尻島の奥尻町で、島で唯一の高校の奥尻高校生を対象にコロナワクチンの優先接種を決めたことについて、「未成年者へのワクチンは危険だ」などと、接種に反対する抗議の電話が相次いでいることが分かった。
同校の生徒は島外出身者も多いため、夏休み中の帰省などで感染しないよう、町は希望する生徒を対象に今月末にも接種を始める方針を決めている。
こうした方針が明らかになった後、町役場には「未成年者へのワクチンは副反応の懸念があって危険だ」「強制的に接種するな」などと抗議する電話が相次いだ。役場ではワクチン接種の予約業務にも支障をきたしているという。
町は「あくまでも任意の接種で、生徒たちを守るためのもの。保護者の了解を得ながら進めている」と理解を求めている。(阿部浩明)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル