高校野球のあの定番曲 真心ブラザーズのボーカルが中高生に贈る言葉

有料記事

聞き手・小若理恵

 第95回選抜高校野球大会でもおなじみの応援歌「どか~ん」は、デビュー35年目を迎えるバンド「真心ブラザーズ」の代表曲です。ボーカルのYO-KING(ヨーキング)さんに、勉強やスポーツに打ち込む中高生に送るメッセージを聞きました。

     ◇

 小学4年生のときにフォークギターを始めました。当時はフォークブームの最後の方で、月刊誌が出ていたんですよね。初心者にイロハから教えてくれるようなギターの教則本が付録でついてて。それを見て、独学で始めたんです。小学生でギターを弾ける子ってほとんどいないから、モテましたね。

 初めて買ったレコードは、ピンク・レディーの「UFO」だったかな。フォークからニューミュージックに変わってきた時代で、テレビの歌番組ザ・ベストテン」を見て「僕はこっち(ニューミュージック)の方が好きだな」と思ってた。僕らの世代だと、ハードロックから入ってエレキギターを始める人が多いんですけど、僕みたいにニューミュージックからさかのぼってフォークにいくパターンはめずらしいんじゃないかな。

 中学1年生のときに吉田拓郎さんのライブを日本武道館に見に行きました。今もチケットを持っています。北の丸公園の田安門から入って武道館まで歩く間にポツン、ポツンと拓郎ファンが弾き語りしているのを聞きながら、「俺の方がいいな」って思ったんです。

 僕はギターのテクニックはそ…

この記事は有料記事です。残り1932文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment