高級腕時計を免税販売したように装った虚偽の確定申告で、消費税の不正還付を受けたなどとして、大阪地検特捜部は26日、東京都江東区の会社員で中国籍の王博容疑者(35)を消費税法違反などの疑いで逮捕し、発表した。特捜部は認否を明らかにしていない。
特捜部などによると、王容疑者は、大阪市内で時計や宝飾品の販売をする経営者3人と共謀。2019年10月~21年5月、高級ブランド・ロレックスの腕時計などを仕入れ、外国人観光客らに免税販売したと見せかけるなどした虚偽の確定申告で消費税など計約1億6600万円の還付を不正に受けようとし、うち約1645万円の還付を受けた疑いがある。
国内で仕入れた商品を免税販売する場合、仕入れの際に支払った消費税の還付を受けられる。特捜部は、王容疑者が3人に手口を指南し、報酬を得ていたとみている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment