高速道路の最高速度が、時速120キロになる区間ができることになった。警察庁が22日、最高速度を時速100キロと定めている基準を8月に改正すると決めた。東北道と新東名の計2区間での試行を通じ、新たに定める条件を満たす道路であれば安全と判断した。
条件は、120キロで安全に走れる設計の道路▽実際の走行車両が出している速度(実勢速度)が平均100キロ以上▽死傷事故率が高くない▽最高速度80キロの大型貨物や渋滞が少ない、暫定2車線でないといった安全上の支障がない――など。
試行中の2区間のうち東北道(花巻南インターチェンジ〈IC〉―盛岡南IC、上り27・3キロ、下り27・4キロ)は改正から間もなく正式運用する。
ほかは、片側3車線の道路を優先して検討。東北道(浦和IC―佐野スマートIC、52・9キロ)▽常磐道(柏IC―水戸IC、71・2キロ)▽東関東道(千葉北IC―成田JCT、26・1キロ)▽試行区間を含む新東名(御殿場JCT―浜松いなさJCT、144・7キロ)が対象になる可能性が高く、新東名は早ければ今年度中、それ以外は数年内の見通し。九州自動車道にも片側3車線の区間があるが、死傷事故率が高いため条件を満たさず、当面は対象外という。
片側2車線の道路はこうした路線の後に検討する。名神高速の一部(片側2車線)や新名神高速の一部(暫定片側2車線)が対象になる可能性があるという。
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警察庁は安全対策として対象区…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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