高速道路でプロ選手が自転車レース「疾走感あった」 高知で日本初

羽賀和紀

 自動車専用道路(高速道路)を使った自転車競技のプロ選手による日本で初めてのロードレースが25日、高知県宿毛市で開かれた。自転車の国内プロリーグ「ジャパンサイクルリーグ」(JCL)の公式戦で、高速道路を疾駆する選手を見ようと、大勢のファンが詰めかけた。

 「高知県宿毛市ロードレース」は、宿毛市の高知西南中核工業団地を起点とする周回コース。自動車専用道路「中村宿毛道路」の平田インターチェンジ(IC)~宿毛和田ICを含む12・5キロを10周した。中村宿毛道路は25日午前7時から全面通行止めとした。

 高速道路が見渡せる沿道には、多くの自転車ファンがカメラを手に集まった。同県四万十市から夫婦で来た坂本修二さん(60)は「普段はユーチューブでしか見られないプロの走りが間近で見られて興奮した。スピードがあって迫力があった」と話していた。

 レースには10チームから48人が参加し、30人が完走した。優勝した孫崎大樹選手(スパークルおおいた)は「日本で初めて高速道路を走れると言うことでワクワクしていた。(実際に走ると)路面がきれいで走りやすく疾走感があった」と振り返った。

 JCLは2021年に発足し、元F1レーサーの片山右京氏がチェアマンを務める。今季(4~11月)は10チームが参戦し、レースごとに与えられるポイントで順位を決める。(羽賀和紀)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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