高齢ドライバーの「もう運転しない」を後押し 免許証の返納で電子マネー5000円を交付 名古屋市(中京テレビNEWS)

 高齢ドライバー事故の問題で運転免許証の返納が注目される中、この1か月ほどで返納する人が増え、中には5割も増えた県もあるそうです。

 名古屋市では免許証の返納率を上げようと行う予定の、ある取り組みが注目されています。

 高齢者の運転免許証の返納について、名古屋市中区にある「大須商店街」で聞いてみると…。

Q.免許返納する予定は?
「ないです。田舎に住んでいるので」(84歳男性)
「お買い物に絶対必要なので、病院とか近場だったら絶対乗りますから 」(69歳女性)
「今年返納を迷ってます。いま75歳なので、やめたほうがいいかなと思っているけど」(75歳女性)

 免許がないと困るという声が多いなか、一方で「返納した」という方も。

「返納しました。思い切って。何かあってからでは遅いし、子どもに迷惑がかかるのでやめました。だからすごい不便」(76歳女性)

免許証の返納で電子マネー5000円分交付

 そんな中、名古屋市での取り組みが注目されています。

「こちらがマナカチャージ券です。これを5枚、5000円分交付しております」(名古屋市地域振興部 安藤俊雄主幹)

 名古屋市が返納率を上げようと、市内に住む70歳以上を対象に免許証を返納すれば、交通系ICカード「マナカ」の5000円分のチャージ券を交付することにしたのです。地下鉄などの電車やバスの乗車に使えるほか買い物もできるということです。

 実は去年もやっていたのですが、いま、ある変化が…。6月の受け付け開始を前に、1日に90件もの問い合わせがくることもあるというのです。そのきっかけが…

「池袋の事故もあって、みなさん非常に関心をもっております。問い合わせもたくさん寄せられているのが現状」(名古屋市地域振興部 安藤俊雄主幹)

 4月19日、東京・池袋で87歳の高齢ドライバーが運転する車が歩行者などをはねた事故。この事故で母親(31)と娘(3)の命が奪われました。愛する妻と娘を失った遺族の男性(32)は…

「事故の日から日を増すごとに2人を失った絶望感が増し、毎朝起きた時に、2人はもういないのだという現実に打ちのめされ、“生き地獄”のような日々を送っています。報道で見た情報でしかわからないですが、医師から運転を控えるように言われるほど、体が思うように動かない状態と見ました。その状態でなぜ運転をしたのでしょうか」(遺族の男性)




Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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