北海道旭川市は、75歳以上の高齢者向けコロナワクチン接種で予約がなかなか取れず、市民から不満が寄せられていることを受け、予約可能日を8月までとし、1万人分の枠を確保、1~7日の間、集中的な受け付けを始めた。
同市の75歳以上の高齢者は約6万3千人で、これで75歳以上の予約はすべて取れそうだという。接種日が8月と遅れることもあるが、市は「予約できないことに不安を抱える高齢者が多いので、予約してもらうことで、まずは安心してもらいたい」と説明する。
旭川市での高齢者向けワクチン接種は、週末に行う集団接種と医療機関での接種の二本立て。市が受け付ける接種予約は、集団接種と、かかりつけ医を除く医療機関での接種分となる。予約受け付けは75歳以上から始め、毎週火曜に400~1600人分の予約を取っていたが、毎回15分~1時間で埋まっていた。
「なぜ予約できないのか」との苦情が多く寄せられたため、市は予約体制を見直した。75歳以上でまだ予約できていないとみられる約1万人が速やかに予約できるよう、7日まで集中的に受け付ける。8日からは65歳以上の高齢者の予約も受け付ける。
市では今後、集団接種の平日実施や町内会単位での接種を計画しており、高齢者接種の早期完了を目指す。(本田大次郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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