8日午前8時15分ごろ、東京都八王子市元八王子町の住宅で「家族が銃で自殺を図った」と110番通報があった。この家に住む私立高校1年の男子生徒(15)が頭部を負傷し、搬送先の病院で死亡が確認された。遺書は見付かっていないが、警視庁は男子生徒が自室で拳銃のようなものを使い、自殺を図ったとみて調べている。 事件現場は庭付き一戸建てが多い閑静な住宅街。周辺に店舗もなく、終日静かなため、近隣住民は、事件発生当時に行き交うパトカーの数にただ事ではないと直感したという。 近隣に住む主婦の70代女性は「犬を散歩してたらものすごい量のパトカーが走っていて。まさかこんな住宅街で…。孫が(死亡した生徒と)同い年だから胸が張り裂けそうです。銃の入手場所も気になるし、子供でも銃が手に入るのは怖いです」とこわばった表情で語った。少年の姿はほぼ見たことがなく、面識もなかったという。 出社時に騒ぎを見たという50代男性タクシー運転手は「こんな緑と家しかないところでね。久しぶりに大きいニュースと思ったら、自殺の話なんてね。コロナでただでさえ重い話ばっかりなのに悲しいよ」と嘆いた。(増田 寛)
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