高3がスマホで撮ったウトロ地区 フォーカスしたのは人や町の明るさ

【動画】京都の在日コリアン集落・ウトロ地区を授業で撮る高校生=小西良昭撮影

 在日コリアンが多く住む京都のウトロ地区で、地元高校生らがドキュメンタリー映像を制作している。祖父母世代の住民と町を歩いたり、インタビューをしたり。生徒たちが自らスマートフォンを構え、撮影に挑戦する様子を追った。

 京都府宇治市の西部。陸上自衛隊大久保駐屯地の北にウトロ地区はある。戦時中、国策の飛行場建設に集められた朝鮮人労働者の宿舎ができ、戦後は子孫らが定住。今は約60世帯、100人が暮らす。

 12月初め、立命館宇治高校(宇治市)の3年生10人ずつのグループが、ウトロ町内会の前会長、田中秀夫さん(74)に連れられ、市などが整備した5階建ての公的住宅を回っていた。

「みんなが大きな家族やね」

 田中さんは自室のほかに、か…

この記事は有料記事です。残り1793文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment