魅力度最下位の栃木県 知事「直談判」について、調査会社「お答えできかねる」(スポーツ報知)

 調査会社「ブランド総合研究所」(東京都港区)による「都道府県魅力度ランキング」で、初の最下位となった栃木県の福田富一知事が、同社に直接出向き、調査方法などについて意見交換する意向であることが20日、分かった。  栃木県は14日発表のランキングで、8年ぶりに最下位を抜け出して42位に浮上した隣県の茨城県にかわり、前年の43位から47位に転落。県の「とちぎブランド戦略室」などによると、福田知事は同県で19日に行われた「いちご王国」プロモーション推進委員会のあいさつで、発表方法などの疑問点を挙げ、「近いうちに直談判する」と発言していた。  同室は、知事の「直談判」発言について「過激な、目くじらをたてているようなスタンスではない。ある意味、自虐的なあいさつのアドリブといいますか。(最下位で)誤解を招いているところもあると思うので、こちらからの提案ですとか、中身について一度お話ししに行きたいという、情報交換ですね」と説明した。  「魅力度」については、「調査した84項目の1つでしかない。他に『観光意欲』や『居住意欲』などもあり、30位台のものがほとんど。これ(魅力度)だけ取り上げられると、それが栃木県の総合評価のように誤解されかねない」と主張。日光、那須など観光地が多く「『観光意欲』など他の項目も地域の大切な情報ですから、(魅力度と)同じ人に聞いているのであれば、並列的に公表していただけたら」と提案した。福田知事も「魅力度だけ抜き出すのは納得できない」と訴えている。  また、同社の発表によると、今回の調査の有効回収数は3万1734人で、市区町村や都道府県など1地域ごとの評価する回答者数は、平均で約599人という。同室は「(約)3万人の中でランダムに600人に聞いたという5段階評価をポイント化しているが、『魅力的ではない』と答えた方に、『なぜか?』と聞いていない。栃木県に来たことがない方も含まれていると思う」と指摘。知事も「もっと答える人を多くそろえる必要があるのでは」と話している。  栃木県は最高位だった2015年の35位から46位、43位、44位、43位と推移し、初の最下位に沈んだ。ブランド総合研究所は、知事が“直談判”の意向を持っていることについて、「お答えできかねる。栃木県庁にご確認下さい」とした。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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