魚介のうまみを大胆に煮詰めて 手軽に作るアクアパッツァ

アクアパッツァ=合田昌弘撮影

記事の後半で、作り方のポイントを動画でご覧いただけます

 人気料理シリーズ2回目は、魚介を煮込んだイタリア料理、アクアパッツァです。

 料理監修の有馬邦明シェフは「スープ料理ではなく、ソースで楽しむ魚料理だと思ってください」と話します。ぐつぐつ大胆に煮込めば、魚介のうまみが凝縮されたおいしいソースのできあがりです。

 白ワインを使いますが、日本酒でもおいしくできます。

 ポイントは魚の皮面をしっかり焼くこと。皮は弱火でじっくり焼き、香ばしくカリッとさせます。そうすると魚の脂やゼラチンがよく溶け、生臭さやぬるっとした感じがなくなります。

 まずは、手軽な切り身を使うのがおすすめです。骨のついた切り身なら、骨からおいしいだしも出ます。

 もともとは、小型から中型の魚1匹を丸ごと使う料理です。アレンジでは、タイ1匹を使った場合の魚の扱い方を説明しました。見た目も豪華で、ごちそう感のある一品です。(沼田千賀子)

アクアパッツァ

材料・2人前 料理監修:有馬邦明さん(パッソアパッソ)

□ タイの切り身 180g

□ アサリ 200g

□ ミニトマト 5個

□ ニンニク 1片

□ ケーパー 10粒

□ アンチョビ 1/2枚(3g)

□ 白ワイン 100ml

□ 水 200ml

□ 塩・コショウ 各少々

□ 小麦粉 少々

□ オリーブ油 大さじ1

□ イタリアンパセリ 適宜

【作り方】

①アサリは砂抜きしておく。ミニトマトは半分に切る。ニンニクは半分に切って包丁の腹でつぶす。イタリアンパセリとアンチョビは粗く刻む。タイの切り身の皮の部分に包丁で2~3本切れ目を入れる。塩・コショウをふり、小麦粉をまぶす。

火が通りやすいように皮に深めに切り込みを入れる。皮の部分が少ない切り身なら、そのまま使う=合田昌弘撮影

②フライパンにオリーブ油大さ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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