高病原性鳥インフルエンザの多発を受け、農水省は全国全ての養鶏場に対し、飼養衛生管理基準が順守されているかどうか自主点検をするよう求めた。都道府県には一斉点検の指導と、結果の報告を求める。野上浩太郎農相は8日の閣議後記者会見で、点検を通じ「(飼養衛生管理を)さらに徹底していきたい」との考えを強調した。 7日付で都道府県に通知した。通知は「今季は全国的に発生リスクが極めて高い」と指摘。都道府県から各農場の飼養衛生管理者に対し、(1)鶏舎に出入りする際の手指の消毒や衣服、長靴の交換(2)車両の消毒(3)野生動物対策の防鳥ネットの設置・修繕(4)ネズミや害虫の駆除──などを自主点検するよう指導を求める。結果は、都道府県が11日までに農水省に報告するよう要請した。 野上農相は8日の会見で、「確実に各農場の飼養管理者と連携を取ってもらう」と強調。同病のまん延防止に向けて「各県との緊密な協力の下、緊張感を持って対応したい」とも述べた。 高病原性鳥インフルエンザは今季、11月5日に香川県で1例目の疑似患畜が確認されて以来、8日午後7時までに6県で19例の発生が確認されている。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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