震度6弱の強い揺れに驚きと不安が広がった。石川県の能登半島で19日午後にあった地震。震源地に近い珠洲市を中心に住民たちは片付け作業に追われた。
同市飯田町の春日神社では鳥居が倒壊し、こま犬の足が折れた。宮司の葛原秀史さん(54)は地震発生時は同県七尾市におり、知人から鳥居が倒れた写真がLINEで送られて「目を疑った」という。鳥居は過去の地震で一部が落ちたり、ひびが入ったりしたが、「全部倒れるのは初めて。気持ちの整理がつかない」と話した。
珠洲市野々江町のスーパー「ダイマル」では、地震で酒など瓶類が割れたため、客を店外に避難させ、一時的に営業を取りやめた。店員の女性は「早く片付けて営業を再開したい」と話した。
市多目的ホール「ラポルトす…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル