江戸から明治期に日本海や瀬戸内海で交易を担った「北前船」ゆかりの地が交流する「第29回北前船寄港地フォーラム」が2日、鹿児島市内のホテルで開かれ、明治維新で北前船が果たした役割などについて議論した。
かつて財政が苦しかった薩摩藩は、北前船から昆布などを買い付け、需要の高い中国へ輸出して窮状を脱し、明治維新につなげたとされる。鹿児島市の森博幸市長はあいさつで「北前船なくして明治維新はなかった。鹿児島での開催は意義深い」と強調した。
歴史学者の磯田道史氏は「なぜ薩摩は強い国か」の題で基調講演。薩摩藩の北前船活用について「情報収集が得意で行動的」と評した。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment