白石昌幸
鹿児島県は12日、県北西部の出水市の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が疑われる鶏が見つかったと発表した。簡易検査の結果、陽性反応が出た。農林水産省の判定で高病原性と確定すれば、国内の養鶏場では秋田県に次いで今季2例目、九州では今季初となる。
県によると、12日午前10時半に農協から「養鶏場で1カ所にまとまって8羽が死んでいる」と県保健衛生所に通報があった。死んだ鶏11羽と衰弱した鶏2羽を調べたところ、12羽で陽性が確認された。高病原性と判明すれば、県は移動制限区域や搬出制限区域を設定し、この養鶏場で飼育されている採卵鶏3万8500羽の殺処分を始める。(白石昌幸)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル