9日夜から11日にかけて、鹿児島県のトカラ列島近海を震源とする地震が相次いだ。福岡管区気象台によると、11日午前11時現在で、震度1以上の地震を142回観測。このうち、同県十島村の悪石島では、震度4を3回観測した。
気象台によると、震度4を観測した地震は、1回目が10日午前7時7分ごろ、2回目は同午後4時36分ごろ、3回目は11日午前5時40分ごろに起きた。地震の規模を示すマグニチュード(M)はそれぞれ5・2、5・0、4・5と推定される。震源の深さはいずれも約20キロ。
この付近では、これまでもたびたび地震が起きている。2000年10月2日にはM5・9の地震が発生し、悪石島で震度5強を観測した。このときも数日間にわたって活発な地震活動が続いており、福岡管区気象台は「地震は数日間続く可能性がある」と、注意を呼びかけている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル