宮島昌英
1千点以上の金製品を展示販売する「大黄金展」が、神戸市中央区の大丸神戸店で開かれている。金相場の高騰を背景に、訪れた客は資産運用も見据えつつ真剣に品定めしていた。
会場には、5632万円の純金の脇差しを始め、4840万円の竜の置物や1551万円の仏具のおりんなど、きらめく金製品が並ぶ。主催する会社の担当者によると、子や孫などに渡しやすい小判が人気を集めているという。
約500枚の金箔(きんぱく)をあしらった高さ約1メートルの黄金のミッフィー(非売品)も会場に置かれ、客らは神々しい姿に目を奪われていた。
金1グラムあたりの店頭小売価格は8月29日に初めて1万円の大台に乗せた。担当者によると、商品の価格を決めた半年ほど前にはまだ1グラム約9千円ほど。1万円までの値上がりは予想していなかったといい、「相場までうさぎのように跳ね上がると打撃が……」と少し困り顔だった。
4日まで。午前10時~午後7時(最終日は午後6時まで)。入場無料。(宮島昌英)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル