森北喜久馬
いじめの調査報告書の黒塗り部分が県のホームページ(HP)上で一定の操作をすれば閲覧できる状況になっていた問題で、熊本県は7日、さらに別の報告書でも3年以上同じ状況になっていた、と発表した。
県教育委員会が県立東稜高校の報告書を2日にHP上で公開したところ問題が判明。再調査した結果、別の県立高校3年の女子生徒が2018年5月に自殺した問題をめぐる「いじめ調査報告書」(20年5月公開)でも、同じことが起こりうることが分かった。
この報告書は今月4日までに3394回閲覧された。黒塗り部分は3カ所あり、見られたかどうかは確認できないとしている。また3カ所とも、固有名詞はなかったとしている。県は4日、黒塗りが外れないように修正したうえで、遺族に謝罪した。(森北喜久馬)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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