商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社、西宮神社(兵庫・西宮市)で10日早朝、本殿参拝の一番乗りを競う恒例の開門神事「福男選び」が行われ、約5000人が参加した。大阪・堺市の大阪府立藤井寺工科高校の保健体育科教諭で、同校の公式野球部顧問・黒木悠輔さん(33)が令和初の「一番福」となり、「二番福」は地元兵庫・西宮市立西宮高校に通う15歳の藤本陽紀(はるき)さん、「三番福」は神奈川・川崎市で就職活動中の川畑陽平さん(27)だった。
一番福の黒木さんは、今回で13年連続の参加で初めての一番福。「19歳の時にテレビで見て、全力でやっているのが輝いて見えた。参加することに意義があると思っていたので正直ビックリです。3列目の真ん中からのスタートでこけないことをイメージして、最後のストレートで抜くことが出来た」と振り返った。また、福男の法被姿に「これで(今から)学校に出勤しようかな」と笑わせた。
二番福の藤本さんは初参加ながら、陸上競技部で鍛えた見事な走りを見せ「練習ではいている靴で走りました。いつも先輩や両親からもらってばかりなので、分け与えられる人になりたいです」とはにかんだ。神奈川県から参加した三番福の川畑さんは1月8日に参加を決定。「青春18切符が余っていたので(参加を)決めました。人生を一歩踏み出せるきっかけにしたい。親に心配をかけているので、今日も言ってきてはないので、サプライズですね」と笑わせた。
報知新聞社
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