黒鹿毛の赤ちゃんすくすく 国天然記念物の岬馬

 本格的な「春」の訪れを告げる国天然記念物・岬馬の赤ちゃん「春駒」が今年も宮崎県串間市の都井岬で生まれた。9日午後に監視員が見つけた。

 都井御崎牧組合によると、小松ケ丘の頂上近くで母馬に寄り添って乳を飲んでいた。体長約80センチで、黒に近い茶色の「黒鹿毛」。前日に生まれたとみられ、元気に走り回っている。

 乳の張った馬が他にもいるといい、担当者は「今後1週間くらいで5、6頭は生まれるのでは」。6月までに20頭ほどの誕生が期待されるという。

 都井岬の岬馬は108頭になった。新緑の季節を迎え、多くの馬が草原で草をはむ姿が見られる。(矢鳴秀樹)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment