和歌山市の選挙演説会場で岸田文雄首相らに爆発物が投げられた事件で、木村隆二容疑者(24)が殺人未遂などの罪で起訴された。選挙制度に不満があったとみられるが、黙秘を続け、動機の核心部分は謎のままだ。
マンガ本、洋服、パソコン……。和歌山県警の捜査員が家宅捜索した部屋は床や机に乱雑に物が置かれ、銅線や金属製のパイプ、薬品名が書かれた粉末入りの袋も散らばっていたという。
兵庫県川西市の閑静な住宅街にある2階建て住宅のこの自室で、木村容疑者は「パイプ爆弾」や火薬を自作したとされる。捜査関係者によると、材料はインターネットや店舗で購入。パソコンやスマートフォンの解析からは、爆発物だけでなく、銃の造り方を調べたような形跡も見つかったという。
■母は爆弾製造を疑っていた…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル