幹部候補向けの公務員試験で入ったのではない「ノンキャリア」だ。文部科学省初等中等教育局長への就任は「正直、驚きました」。
大分県出身。大学受験に失敗し、地元国立大学の職員になった。「中央官庁で仕事をする確固たる意思はなかった」が、上司の勧めで転任試験を受け、25歳の時に文部省に入った。
転機は係長時代。へき地の子どもの教育格差をなくすため、離島に通信用の海底ケーブルを引くなどの事業を担って頭角を現し、省内外で幅広い人脈を築いた。
座右の銘は「一隅(いちぐう)を照らす」。延暦寺を開いた最澄の言葉だ。「与えられたポジションで、最大限できることをやっていく」。…… 本文:579文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース