1日に山梨県側で山開きした富士山で、保全協力金(入山料)1千円の徴収が今年から強化された。世界遺産でもある山の環境を保つために必要な寄付金だが、思うように集まっていなかったという。なぜなのか。
■徴収率は5割程度
富士山ではいま、山頂直下の石積みが崩れており、今年はまだ8・5合目までしか登れない。それでも登山者の姿があり、山梨県は新たに6合目に設けた受付で入山料を集めた。
5年前に本格導入された入山料はこれまで、車で行くことができる5合目を中心に、登山をする人に限って係員が声をかけて集めてきた。昨年は約1億4千万円が集まり、山小屋のトイレの改修や救護所の運営などに使われた。…… 本文:1,325文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
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