白い米の中に、虫害による黒い米粒が混じっていたら――。米の見た目を重視するあまり、虫の駆除のために過剰な農薬が使われているとして、米の検査基準の緩和を求める声が上がっている。だが国は、見直しに慎重な姿勢だ。
■検査緩和求める声
農家が米を出荷する前に受ける農産物検査では、検査員が米粒の色や形、粒ぞろいを目視で判定する。黒い粒が見つかったら、原因はほぼカメムシだ。稲穂から汁を吸った跡が黒い斑点になる。
色がついた粒(着色粒)が1千粒に1粒以下(0・1%)なら、1等に認定。0・3%以下で2等、0・7%以下で3等となる。…… 本文:1,319文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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