「乱世の奸雄(かんゆう)」――。優れた政治家、軍略家でありながら漢を乗っ取った残虐な「悪役」のイメージが強い三国志の英雄・曹操。一方で中国では「新時代を切りひらいた英傑」との評価もある。実際はどんな人物だったのだろうか。
人生を駆け足でたどってみよう。西暦155年、漢に仕える太尉の曹嵩(そうすう)の子として生まれた。184年、太平道の教祖・張角を指導者とする黄巾の乱の鎮圧に加わる。
189年に漢の霊帝が亡くなり、都に入った武将の董卓(とうたく)が少帝を廃し献帝を即位させると都を退去。翌年、反董卓連合軍に参加する。…… 本文:1,982文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
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