歌人でもある広島の被爆者、河野キヨ美さん(88)は、どんなに歳月が流れようとも、その目で見た原爆の惨状を忘れることはできない、という。
被爆電車に焦げし腕下がるを見し記憶拭いても老いても消えぬ
そうした記憶に向き合い、時に掘り起こし、絵にする取り組みが続く。被爆者と広島市立基町(もとまち)高の生徒による「原爆の絵」だ。
被爆者が脳裏に刻まれている記憶を語り、10代の生徒が描く。ふたりが対話を重ねて油絵を完成させる。
河野さんは、姉を探して広島の街に入り、道路いっぱいの死体を見た。この話を聴き、門脇友春さん(18)が絵筆を握った。…… 本文:902文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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