直近まで重大な問題だと認識していなかった――。そんな説明に汲々(きゅうきゅう)とする経営陣に、会社立て直しの陣頭指揮がとれるのだろうか。
日本郵政グループは、傘下のかんぽ生命が過去5年に販売した保険のうち18万3千件に、顧客に不利益を与えた疑いがあると発表した。詳しく調査し、不利益を解消するという。約3千万ある契約すべてについても、顧客に案内状を送り、不利益がなかったか確認する。
記者会見した長門正貢(まさつぐ)・日本郵政社長は、顧客にわびるとともに、原因究明と再発防止を図る意向を表明した。一方で、自身やかんぽ生命、販売を委託されていた日本郵便のトップの経営責任については、「職責をしっかりと果たす」「課題の実行実現のため、陣頭指揮をとって邁進(まいしん)する」などとして、早期の辞任を否定した。…… 本文:1,030文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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