人の行動が様々な形でデータ化され、利用される。ところが当人はそれを知らず、無防備な状態に置かれ続ける。そんな現実を端的に示す出来事だ。
就活情報サイト「リクナビ」の運営会社が、学生の閲覧履歴などを人工知能(AI)を使って分析し、企業の採用内定を辞退する確率を予測して販売していた。価格は400万~500万円で、38社が購入した。
リクナビ側は、登録時に利用規約を示し、本人の同意を得たと説明する。しかし、そこには「採用活動補助のために利用企業に情報提供することがある」と書いてあるだけだ。具体的な使途を学生は知り得ない。…… 本文:1,020文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース