がん治療の姿が変わりつつある。従来の治療がきかなくなった白血病の患者向けの新たな治療法の製剤キムリアが先月、公的医療保険の対象になった。手術、抗がん剤、放射線に続く「第4の治療法」と言われる免疫療法の一つだ。
がんの原因となる遺伝子異常を一度に100種類以上調べることのできる「パネル検査」も、保険適用が決まった。遺伝子異常のパターンに合わせて治療法を選ぶ「がんゲノム医療」が本格的に始まる。
患者にとっては朗報だ。一方、キムリアの薬価は過去最高の3349万円。患者から採取した免疫細胞のがんへの攻撃力が高まるよう遺伝子を操作し、体内に戻す。…… 本文:1,015文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
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