わずか3日間で中止された、あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」。反発、不快感、怒り……。「対話」の場であるはずの国際芸術祭で噴出した感情。その意味は。
■対話を生み出すのが芸術 黒瀬陽平さん(美術家・美術批評家)
「日本人の心」や「先祖」を持ち出し、公金投入を理由に展示を中止すべきだと訴えた政治家は節度を失っています。金は出すが口は出さないという姿勢が筋で、そうでないと何のために芸術監督がいるのかわからない。論外でしょう。
その上で言いますが、今回最も残念なのは展覧会や作品をめぐって、怒りや憎悪といった人々の過激な感情が際限なく噴き出し、卑劣な暴力が振るわれてしまったことです。…… 本文:3,655文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース