11日午後6時10分ごろ、北海道利尻富士町の鴛泊(おしどまり)港近くを航行中のフェリーで、利尻島に住む10代の少女を自宅へ送り届けようとしていた北海道警稚内(わっかない)署員の目前で、少女が船上から飛び降りた。少女は海から引き揚げられたが、3時間20分後に搬送先の病院で死亡が確認された。道警が12日発表した。
道警によると、少女は11日朝に家を出たが、登校していないことがわかり、家族が行方不明者届を出していた。稚内署員が同日午後4時ごろ、利尻島から海を挟んで東側の稚内市内にいた少女を発見。家族に連絡し、男性署員2人が少女とともに午後4時40分の稚内発のフェリーに乗り込み自宅へ向かった。しかし島の港に着く直前、少女が船上で急に走り出し、海に飛び込んだという。
北海道警子供・女性安全対策課の本間博幸課長は「当時の詳細な状況については事実関係を調査中ですが、警察官が同行中、関係者が海に転落して亡くなったことについては誠に残念に思います」とのコメントを出した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル