24日午後6時ごろ、横浜市西区みなとみらい1丁目のパシフィコ横浜で開催中の「第7回国際宝飾展 秋」の会場から、「宝石が盗まれた」と110番通報があった。戸部署などによると、指輪などに加工する前のルース(裸石)と呼ばれる50カラットのダイヤモンド1点(時価2億円相当)が盗まれ、窃盗事件として捜査している。
署によると、ダイヤは埼玉県の宝飾品卸売業者が出したブースのショーケース内に展示されていた。従業員が、同日午後5時ごろにケース内にあったのを確認したが、同日午後6時ごろ、閉場作業中になくなったことに気づいたという。ケースは、宝飾展の来場者が行き来する通路側ではなく、その反対側から宝石を出し入れする構造。出し入れする箇所に鍵をかけられるようになっていたが、当時は施錠されていなかったとみられる。
会場内の防犯カメラには、ケースの鍵側に腕を伸ばす彫りの深い30代くらいの男の姿が映っていたという。別の女と行動する様子も映っており、署が関連を調べている。
主催者によると、宝飾展は23~25日の日程で開かれ、貴金属小売店など410社が出展。3日間で約1万2千人(うち外国人1700人)の来場を見込んでいた。原則として、主催者側が招待状を送ったり、事前登録したりした人しか入場できないという。出入り口では、日本人なら名刺を、外国人ならパスポートを確認するなどしていた。(山下寛久、林知聡)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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