75歳が一人2役、特殊詐欺未遂の疑い 被害者は80代

 80代の高齢者から特殊詐欺で現金をだまし取ろうとしたとして、大阪府警は、大阪市東成区東中本2丁目の無職杉山允康(のぶやす)容疑者(75)を詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕したと24日発表した。府警は、同容疑者が電話勧誘役「かけ子」と現金受け取り役「受け子」の2役を1人でこなしていたとみている。

 捜査2課によると、杉山容疑者は23日、警察官などを装って大阪府柏原市の80代男性宅に電話を掛け、「あなたの長男が歩行者をはねた」「示談金180万円で釈放できる」と偽り、現金180万円をだまし取ろうとした疑いがある。

 男性の妻が長男の職場に確認し、詐欺が発覚。通報を受けた府警の捜査員が、「事故被害者のおじ」役として同府東大阪市の路上に現れた杉山容疑者の身柄を確保したという。

 杉山容疑者は調べに対し、「公衆電話からタウンページを使って電話した」と説明。「年金と生活保護では生活できなかった」とも供述しているという。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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